BAKEのデザイナーはかっこいい

昨日は、BAKEの月に一度の全体会議でした。

その中で、デザイナーの柿崎さんと加瀬さんが、4月末にオープンする「PRESS BUTTER SAND」(写真左)と「Z CROQUANT CHOU ZAKUZAKU」(写真右)のデザインプロセスの話をしてくれて、その話がめちゃくちゃ面白かったので、少しだけ紹介します。

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お菓子の会社にしてはデザイナーが多いものの、デザインについて分からない人のために、まず「デザイナー」という職業の説明から。

デザイナーは、自分勝手につくりたいものを創ったり、自分の好みや、趣味嗜好を表現したりするのではなく、その商品やブランドにとって幸せなこと、必要なことをつくっています。

「その商品やブランドが、どういう人に、どういう場所で出会ったら幸せなのか。どういうコミュニケーションをしたら届くのか。どういう色や形を与えたら魅力的なのか。無数にある事柄を拾い集めて、それらを形に落とし込んでいきます」

と、『PRESS BUTTER SAND』のクリエイティブを担当した柿崎さんは言います。

BAKEのデザイナーは、店舗デザイン、ビジュアル、ムービー、WEB、店頭ツール、制服含め、すべてのブランドデザインに関わります。

デザインプロセスは大きく分けて、3つ。コンセプトづくり、デザイン、アウトプット。特に「1」に時間をかけます。

柿崎さんと、『Z CROQUANT CHOU ZAKUZAKU』を担当した加瀬さんのアイデアスケッチ。

関連するものを言葉ですべて洗い出して、デザインをするときのキーワードをつくります。

■ PRESSの場合は、「INDUSTRIAL(無骨、ボールド、使い込まれた、機能的)」

■ Zの場合は、「PLAYFUL STYLE(遊び心、清潔感、ファミリー、親しみやすい)」

 

1)PRESS BUTTER SANDの場合

ブランドのイメージを決めたら、日常のなかでINDUSTRIALだったりPLAYFULなものを見つけたら写真に撮るようにしていたそうです。

INDUSTRIAL感を出すには、グレーであること、スタッキングされていることが共通点にあるのかもしれないと柿崎さんは考えたそう。そこに、BAKEらしさを加えてみながら、何回も施策を重ねました。

つくりながら、今回のブランドムービーを担当してもらったロボットさんのクリエイティブディレクターが、「かっこいいけど、海外のお土産みたい」とつぶやいたことから、日本のお菓子であるという表現をするため、和文ロゴを入れることにしたのだそうです。そのフォントのこだわりも、すごい!

かっこよさから全て英文にしていたところを、デザイナーの原点に立ち返り、幸せになることを考え、和文を入れる。

かっこいいなぁ!と、すごく思いました。

紅いオレンジは、鉄を鋳造するときに出る色や炎の色を参考にしている

紅いオレンジは、鉄を鋳造するときに出る色や炎の色を参考にしている

PRESS BUTTER SANDのプロジェクトがはじまったのが、12月初旬。それから半年もしないうちに、こんなに素敵なブランドとしてアウトプットするまで、かなり長い道のりだったそうです。

近くでたまーに様子をのぞき見していて、そのときのことを振り返りながら「血を吐くような時間だった」と言っていて、端から見える素晴らしいアウトプットにたどり着くためには、いろんな血のにじむような寄り道があり、ああでもないこうでもないというような、工程を経て完成していくのだと、少しだけですがデザイナーのすごさがわかりました。

 

2)Z CROQUANT CHOU ZAKUZAKUの場合

すでに『クロッカンシューザクザク』というブランドがある中で『Z』をローンチすること、その違い(長さが短くなり安くなること)を世間に理解してもらうためには、どういう立ち位置にすれば分かりやすいのか、加瀬さんは悩んだそう。

結果、決めたイメージが「PLAYFUL」。ザクザクよりもよりシンプルに、シチュエーションを増やすことで、新たな層への認知をふやそうと考えました。公式ブランドサイトを見てもらえると、そのイメージがより伝わりやすくなると思います。

→ Z CROQUANT CHOU ZAKUZAKU

リボンやストライプを、ロゴやパターンに用いることで、明るく楽しい感じが伝わってきます。さらに、フォントにもこだわりが。こういう、文字から見るデザインもすごく楽しくて、参考になる。

 

BAKEのデザイナーはかっこいい

同じ会社内で、とはいえ、他の部署の人たちがどんなことをやっているのか知る機会ってあまりないです。

これらの資料は、全体会議の前日につくりはじめたと言っていたので、これが全てではないと思うけど、デザイナーとはどんな仕事をするのか、どうやってアウトプットまで進めていくのか、自分のやりたいものではなくブランドとしてどうあると幸せなのかをどこまで考えぬくか、参考になったし、かっこいいなーと思いました!

こういう話を聞くと、他の人たちがどんなふうに仕事をしているのか聞いてみるのは面白そうだなぁと思いました。

 

それでは、また明日。

Taichi Hirano