撮ったときの“あの瞬間”をつくるために

昨日、「スチーヴクラブ」の第2回が行われました。

スチーヴ」は、 “そうか、僕らはくらしのプラットフォームを作りたかったんだ” をコンセプトに、暮らしをテーマとしたメディアの記事が集まるサイトを目指し、2016年よりスタートしたプロジェクト。CAKE.TOKYOも、微力ながら参加していて、月に1回、参加メディアのメンバーが集まって話すということをしています。

今回のテーマは、写真

「取材ではどんな機材(レンズ)を使っているんですか?」「写真編集にどのくらい時間をかけていますか?」など、自分なりの方法はあるけど他の人がどうやっているのか聞く機会があまりない話が多く、楽しい2時間でした。

自分も写真を撮ることが多く、「どうやって撮っているんですか?」と聞かれることもたまにあるので、今回、あくまで自分なりの方法をまとめてみようかなと思います。

スターバックスの先行試飲会で撮った、「コールドブリュー クリームフロート」の写真。自分のお気に入りの写真のひとつ

スターバックスの先行試飲会で撮った、「コールドブリュー クリームフロート」の写真。自分のお気に入りの写真のひとつ


1)撮る

会社用のカメラと自分用のカメラが、同じCanon 5D Mark2なので、使い方はほぼ同じです。ピント合わせはオートフォーカスですが、ISO、シャッタスピードなどすべて、その場その場に応じて、明るさが±0になるように調節して撮影しています。撮影データは、RAWとjpg。RAWはサイズが一番大きいやつで、jpgは真ん中のサイズで保存しています。

僕は、シャッターを押したあと、「あっこれはうまく撮れたな」と感じる写真が撮れるまで撮るので、わりと撮影枚数は多い方かと思います。だいたいひとつの取材で100〜150枚ぐらい。その半分ぐらいをセレクトして、レタッチをしていきます。

 

写真を撮るときに心がけているのは、食べ物に限って言えば、おいしそうだなぁ!と思って、おいしそうなところにピントを絞って撮ること。シンプルにこれだけです。

f/2.2 1/100 50mm ISO 500

f/2.2 1/100 50mm ISO 500

f/2.2 1/8000 50mm ISO 250

f/2.2 1/8000 50mm ISO 250

どこにツヤが出るのかな、どこにピントを当てるとケーキがうれしそうかな、光はどこから入ってくるとキレイかな、など、口には出さないけどあれこれ考えながら撮っています。

人の場合は、ふと見せる自然な表情を逃さないこと。人を撮るのは苦手なのですが、取材中はずっとカメラは握りしめていて、インタビュアーがふっと笑った瞬間を逃さないようにずっと気を張っています。


2)レタッチする

僕は、撮った瞬間に感じたあの記憶をレタッチで取り戻していく瞬間が好きです。いつもピクチャースタイルを「ニュートラル」に設定しているので、思っていたよりも色味が薄いことが多いので。

使うツールは、ほぼLightroomのみ。Photoshopと合わせて月額980円の「フォトプラン」を契約しています。

プリセットは、VSCO Film 05のフィルター「C - Agfa Vista 100 - -」を少し調整して自作のプリセットを使っています。このプリセットでは、赤味が強く、粒子が強いので、そこを色温度を撮影時の設定で、粒子を0にしています。基本はだいたいそれで済ませて、後は微調整。自分で自分好みの色をつくれたら最高なのですが、まだまだ先が遠いので、今はVSCOに頼っています。

ちなみに、最初にアップしたスターバックスのコールドブリューの写真、元画像はこんな感じ。かなり暗いです。↓

結構暗いので露出度をだいぶ上げました

結構暗いので露出度をだいぶ上げました

自分の写真は、できるだけ “白っぽさ” を多く入れるようにしています。青っぽくもなく、赤っぽくもなく、白っぽさ。色温度をやり過ぎない程度に下げ、ハイライト、シャドウ、白レベルを上げることが多いです。

あとは、段階フィルター。全体的なトーンを明るくすることが多いので、写真の一部暗い箇所を変にならない程度に、少しずつ明るくしています。14〜15時ぐらいの光にすることを心がけています。

最近は、写真に影を効果的に取り入れることも大事だなぁと感じています。影があるからこそ、光が映える。僕が大好きな写真家の三浦咲恵さんの写真は、それが本当に上手なんです。例えばこれ。

おはようドーナツ #セシルエリュアール #ドーナツ #donuts

Sakie Miura 三浦 咲恵さん(@sakiemiura_foto)がシェアした投稿 -

ちょっと前だったら、「現代ビジネス」のハロウィンの写真とか。カバー写真が最高すぎる。どういうふうに世界を見ているのだろう…と、いつも写真を見ていて思います。

→ 【写真50枚】超カオスな渋谷ハロウィン〜交差する非日常と出会い

 

ちなみに、プライベートでよく撮っている景色の写真は、500pxによくアップしています。家の近くの多摩川から見える夕焼け(ゴールデンアワー)は、最高にキレイなんだよなぁ!

500px(yriica)


3)保存する

レタッチした写真は、すべてGoogle Driveで保存しています。月額課金ユーザーです(月額250円/100GB)。

レタッチした写真が、仕事で撮った写真なのかプライベートで撮った写真なのかを分けて、細かくフォルダ分けしています。

例えば、仕事で撮った写真は取材店舗ごとにフォルダを作成。一方、プライベートで撮った場合は1年ごとにフォルダを作成しています(例: 「2016」「2017」)。今、82GB使用中なので、そろそろHDDにいくつか移動させないといけない時期になってきました。

仕事用のフォルダ。約30GB(36.6%)占めてる

仕事用のフォルダ。約30GB(36.6%)占めてる

RAWデータはすべてHDDにバックアップを取り、月ごとに保存。jpgデータはGoogle Photosにバックアップしています。「あれはどこに保存するんだっけ?」みたいに迷わないように写真管理・整理を仕組み化する作業は、結構好きなほうです。

(↓)以下は、インスタの画像。iPhoneで撮って投稿する人が多いなか、自分は一眼で撮ってレタッチしたものばかりアップしています。クリックすると、画像に飛べます。


そういえば、そろそろ暑くなってきたので、アイコン変えました。自分の中の夏のイメージはグリーンとイエローだったので、淡く重ねてつくりました。

それでは、また明日。

Taichi Hirano