人が困っているところに、仕事は生まれる

昨日、メディア「スチーヴ」の友の会(+ 味噌づくりワークショップ)に参加しました。 

今回書こうと思ったのは、松浦弥太郎さんと一田憲子さんとのトークセッションについて。「仕事」ってどうやったら生まれるのかということが、何となくわかった気がしたからです。

左)一田さん 右)松浦さん

左)一田さん 右)松浦さん

雑誌「暮らしの手帖」の編集長としてスタートしてから3年間は、なかなかうまくいかなかったらしく、どんなに編集部で練ったアイデアを考えて出しても売上げが上がらず、苦しい思いをしていたそうです。(ちなみに松浦さん、9年間編集長を務めたらしい!すごいなぁ!)

で、すごく疲れていたある日の夜のこと。

弥太郎さんがふとコンビニに立ち寄り、ウロウロと店内を歩き回っていたときにふと、「自分は、自分を助けてくれるものにお金と時間を使いたがっているのだ」と気づいたのだそう。自分を含め、はたらいている人たちはすごく疲れていて、そんな自分を助けてくれるものにお金を使いたいのだ、と、自分自身の体験から気づいたみたいなんです。

 そこから「暮らしの手帖」は、本当に読者を救う(助ける)コンテンツは雑誌のなかにどのくらいあるのか、逆に、愛情不足だったところはどこなのかくまなく探しはじめ、改善を繰り返したたそう。そこから、だんだんと売上げが上がりはじめたそうです。

人間は不完全。すべて完ぺきにすることは難しいからこそ、愛情不足だったところを知ることからはじめて、困った人を助けるようなコンテンツをつくろうとすることが大事なのだと実感したんだそうです。

 

その中で、「仕事」は困った人を助けようとするからこそ生まれるのだ、という話がすごく印象的でした。

確かに、自分がつくるウェブのメディアは、「知ってほしい!」という思いが先行したコンテンツが多かったなぁと思いました。同時に、早くコンテンツを出さなきゃ、という焦りもありました。それが、つくることに気持ちが向きすぎていた理由のひとつでした。

その結果、読んでくれる人たちに対して「助けようとすること(自分たちの場合であれば、まだ知らないようなおいしいお菓子屋さんを探せること)」が疎かになっていたところもあったなと反省しました。

聞くこと、書くこと、伝えること。

ぜんぶが一緒くたになっているウェブのメディアは、コンテンツの届け方が柔軟な分、すべて自分たちでやらなければいけないため作業量がふえます。それに、コンテンツの消費時間が紙の媒体に比べて短いです。

ただ、だからといってそのままでいいわけないので、まずはコンテンツに対して愛情不足だったところを知ろうとすることから、はじめてみようと思いました。

 

昨日はいいお話が聞けました。ではまた、明日。

Taichi Hirano