同世代の圧倒的差に愕然とし、文章を書いて喜んでくれる高揚感を一度に味わった日の話

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先日、知り合いがWantedlyを通して入社したと聞いて、株式会社リヴァに採用事例で取材しに行ってきました。それで、先日その採用事例の記事を公開しました!

今回この記事の初稿を、今回お声がけいただいた北口さんに提出したときに、こんなことを言ってくれて、それが本当にうれしかったんです。ああ、書いて良かったなあ、って。

私たちの事業はITの制作会社やメディアとは違い、モノとして何かができあがるわけではないので、自然的に広まることはないのです。このように記事にしていただいたり自分たちで能動的に発信しないかぎり社外にでていくことはないので、非常に嬉しい限りです。うつ病や精神疾患で苦しむ人や、そういった人たちの役に立ちたいエンジニアや他の人たちにも届くといいなぁと思います。

やっぱり自分の中で、話すこともそうだけど、「書く」方が自分の思いを乗せられる気がしていて。話していると、話している自分が何回も同じことを言っている自分にあたふたしてしまうので、何回も推敲できる文章の方が、伝えたいことを伝えやすいようにできる気がします。「読みやすいかな—?」と、むむむ…、としているときが実はいちばんたのしかったりします。

知り合いだったということもあるんだけど、こんなふうに自分が所属しているサービスを通して、イキイキとしている姿を見ると、やっぱり「いい記事書こう」と思えます。ここの文、すごくいいなぁと思います。

それに、嬉しいことも多くて。利用者の方の中にあまり笑顔を見せない方がいらっしゃったんです。利用者の方には日報でその日の様子を報告していただくんですが、「今日はじめてプログラムで笑いました!」って書いてくれたことが本当にうれしくて! 些細なことかもしれないけど、そんな「小さな変化」を一番近くで見せてもらえる場所にいる、本当に素敵な仕事だなと実感しています。

と、高揚感を味わったと同時に、自分はこのままでいいのか…と愕然とさせられる出来事がありました。それは、現代ビジネスで編集者として働いている佐藤慶一さんたちが始めたメディア「ぼくらのメディアはどこにある?」を見たことです。そっかー、そう来たか…、とこのメディアを見たとき唸ってしまいました。

「サイボウズ式」がスポンサードする「現代ビジネス」のブランデッドメディアとしてリリースしたこのメディア。詳しくはこの記事に、このメディアをつくった経緯が書かれています。

そもそもメディアの定義が変われば、それに見合うコンテンツの価値やあり方も変わるはず。そうなると編集職能も変わらざるを得ないでしょう。これはある種のチャンスでもあります。新企画でこれからのメディアが見つかれば、それに適応できる経験を積むことで、上の世代の編集者とは違う価値を発見できるようになるかもしれません。
ここで私たち編集者がやらなくてはならないのは、必ずしも自分に近い情報ではなくても読者に当事者になってもらうこと。そのためには、単なる情報に「温度」を加えて届ける必要があります。届ける手段としてのメディアは、既存のマスメディアではなくて、コミュニティみたいなものでも良いのかもしれません。
個人・場所・企業の3つを横串で刺すのが新しいなと思っています。「個人=メディアだったのか」と受け取った人が、場所や企業の記事を見て「場所もメディアなのか」「企業もメディアなのか」と意識するようになることで、メディア化がますます拡張されていくのではないでしょうか。新企画のカテゴリが一つに限られていないのは、大きな価値になるのではないかなと思います。

これまでのメディアって、ほぼすべて読者のニーズを満たす(回答する)「疑問解決型メディア」だったわけです。もちろん、オウンドメディアもそう。誰かターゲットが必要としているものを少し先読みして、必要な情報を届ける。だから、うんうん…、ってうなづいてお終いみたいなことも結構あるわけです。為になったナァ、ってなってタブを閉じてしまうみたいな。

でも、これからのメディアって、「メディア」を通して新しい価値観を読者が考える機会をつくる「問題提起型メディア」が伸びるんじゃないかなーなんてぼんやり思っていて。サイボウズ式がよく紹介される&つい読んでしまうのって、その記事に明確な回答はないかもしれないけど、こういうことを考えたらいいんだろうなーとか考えるきっかけが盛り込まれているからだと思うんですよね。「そっか!そういう価値観もアリなのね」と感じてもらうネタを探すのって、ニーズをさらに深掘りしていく必要があるので、読者よりも2歩くらい先にいかないといけないわけです。

そういう、これから話題になっていくであろう「問題提起型メディア」を現代ビジネスとサイボウズ式がコラボしてつくっていこうとしているのがすごいなあ、とプレスリリースを見て思っていました。記事の質が担保されていることもあり、すごく読み応えがある。

それ以上に、同世代の編集者たちがつくっていることに愕然としました。すごいなぁと尊敬するし、そして、このままで大丈夫なのか?とすごく焦りが出てきました。誰かと比べてどうこう、、っていうのはあまり好きではないんですが、身近にここまですごい人がいるのは、正直悔しい。。

あー、もっとがんばらなきゃ!

Taichi Hirano