ライターは心の中に編集者を持て!

1430516864362.jpeg

4月28日(火)、昭和の日の前日に、「Webライター ミーティング - Vol.2」に参加してきました。

今回は、人気メディア「ライフハッカー[日本版]」副編集長の長谷川賢人、幾つもの人気オウンドメディアの仕掛人であるサムライト事業部長/編集長の後藤亮輔、数々のメディア運営を手がけてきたプレスラボの代表である梅田カズヒコが登壇。その価値をみなさんと一緒に掘り下げます。モデレーターは、オウンドメディア界の雄こと「サイボウズ式」の編集長、藤村能光。

ちなみに皆、ライター出身であり、現在も執筆を手がける現役プレイヤー。そんな彼らが語る、今WEBの世界で求められるライターとは?価値をあげていく術とは?

今回は、ライティングスキルを上げるためのイベント、というよりも、編集者目線から見たライターのあり方を話すイベントでした。今回イベントでメモした中から、参考になった・参考にしたい点を3つ、ポイントをまとめて紹介します。感想は下に書いてあります。


誰に見てほしいのかまで含めた「タイトル」をつける

Webメディアは、いつどこで誰に読まれるかが分かりません。いかにタイトルで見てほしい読者層を選ぶか、ということが大事なのだと言っていました。さらに、読者の想定シーン・利用シーンまで想定できると、そのタイトルを見ただけで引き寄せられるように見てしまうのだと。

モデレーターの藤村さんが運営する「サイボウズ式」。話を聞きながらトップぺージをふらふらと眺めていたら、「できない理由を探す簡単さ、できる方法に目を向ける難しさ─ 宇宙開発 HAKUTOに学ぶ」というタイトルが飛び込んできました。なんだか、タイトルを見ただけでワクワクしてきませんか。そういえば最近「できない」と言って逃げていなかったか?とか、宇宙開発と何の関係あるんだろう?とか、ふと浮かんできてクリックしてしまいました。

オウンドメディアとして成功している「サイボウズ式」はどんなタイトルをつけているのか、「そだてる」エントリーでいずれ書きたいと思います。ざっくりと分けると、以下のような形式のタイトルが多かったです。最初にヒキ、SEOに効くキーワードと印象に残るワードという構成。他のメディアでもよく見ますよね。

  • ◎◎!〇〇に学ぶ、▲▲
  • ◎◎は〇〇
  • ◎◎は〇〇?▲▲から考える■■

 

読者がつっこみしやすい「見出し」をつける

18時で全員退社、それでも160%の業績を上げ続けるECサイト「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムにみる働き方」で、【いいね数1.4万、ツイート数1,400、はてブ1,000、Google+100】超えと、尋常じゃないくらい拡散されたのは、ひとつの要因として「短くわかりやすい見出し」があったからだ、とライフハッカー副編集長の長谷川さんは言います。

記事をツイートするときにはタイトルとURLが入るので、いくら人に薦めたい箇所であってもその部分が長ければ140字以内に編集し直す必要があり、めんどくさくなってツイートをやめてしまいます。

この時点で残りは47文字。この中で引用させたい部分を入れ込むには、できるだけ短いほうがいいですよね。

この時点で残りは47文字。この中で引用させたい部分を入れ込むには、できるだけ短いほうがいいですよね。

そのため、引用させたい部分があるのなら、その箇所を端的に示すほうが、その部分を含めてツイートしてくれる人が増える可能性が高まるのだそう。これは自分が上記の記事を書くときにもすごく意識したこと。

「突っ込みしやすい料理しやすい見出し」や、「読者の課題を解決する見出し」をひねりだせるかどうかが、これから必要なスキルなのだと思います。

 

「文章」は信頼できる人に見せる or 1日寝かせる

質問コーナーがあったので、この際聞いてみました。考えればいくらでもタイトルや見出しにこだわれるはずで。「よしっ!」っていうOKラインをどうやって決めているんだろう、そう思って質問してみました。

Q : タイトルや見出しは、どこまでねばって考えているんですか?

答えは…、自分の中で〆切りを決めること。〇〇までやる!って決めて、それまでに出なかったら、一旦あきらめるのだそう。

そこで大事なのが、信頼できる人に見せること。いくら熱のこもった文章を書いても、それが他の人にとって伝わるかはわかりません。それならいっそ、自分以外の視点を持った人に見てもらうほうがいい文章をつくることができるはずです。見せる人も重要で、「いいよ」だけ言う人ではなく、「こここうしたらいいんじゃない?じゃないとよく分からないと思うよ」と建設的なアドバイスをくれそうな人。

また、自分でできることは、一晩寝かせてみること。一旦寝て、冷静な朝の自分にもう一度読んでもらうこと。よく言われていることだけど、いつもギリギリでできていないので、まずは明日の自分に見てもらうことから始めようと思います。

 

最後に

誰が言ったのか忘れてしまいましたが、「ライターは心の中に編集者を持て!」と言っていて、あぁなるほどそうだなあ、と納得しました( P.S. このことばは、プレスラボ代表の梅田さんでした…!)。仕事の仕方もそうですが、『読者に対してどういうことを届けたいのか・どう見せたいのか』まで考えたものを書くことが、これからは求められているのだと。もちろん、最低限の文章力(ex.ことばの作法)は持っていた上で。

できるだけやさしいことばを使う。分からなそうなことばだったら補足説明をする。知っている人が限られているイベントだったら最初に何の話をするのか書く。

ホスピタリティを持った文章を書くこと。

本当に大事だと思いました。今後も、もっと気が利く文章が書けたらなと思います。

書くことが主なんじゃなくて、伝えることが主なのだから。

 

【 紹介 】

ものを書く人や、「舟を編む」が好きな人には、この本はお勧めです!
この本の感想はまた書きます!

Taichi Hirano